第一弾のストーリー
どこにでもいるごく平凡な一人の中学二年生、草壁桜の前にある日突然現れたのは、自らを天使と称するロリロリ美少女、ドクロちゃんであった。
それからというもの草壁桜の生活は一変、ドクロちゃんのせいでめちゃくちゃになってしまう。そしてついに天使の少女は桜くんが通う『聖ゲルニカ学園』にまで、ついてきてしまうコトに。(文/おかゆまさき)
桜君と一緒に『聖ゲルニカ学園』へ登校したドクロちゃん。彼女は校庭脇のベンチに座ると、おもむろに電撃文庫を取り出した。 「へぇ〜、“でんげきぶんこ”って、毎月10日はつばいなんだ!『キノの旅』や『ブギーポップ』など、面白い作品がたっくさんある、ボクの大好きな文庫れーべるだよっ!」と天啓に従うように夢中で語り始めたドクロちゃん。 そして隣にいた桜君は……(文/電撃文庫編集部 三木一馬)
やまへしばかりにいきました。すると、なにやらひかるものが…。
ふしぎにおもいながらも、ちかづいてみると、こりゃたまげた。
かわいぃかわいぃあかんぼーではありませんか。
なぜ、こんなところに…。桜くんは、びっくりぎょーてんです。
しかし、こんなところにおいておくわけにもいきません。
とりあえず、おうちにつれてかえることにしました。
いっぽう、ドクロちゃんは。。。(文/ちばさえこ)
丹精こめて育てていた電信柱が、とてつもない高さになっているのに気付き、何が何やらわからないまま電信柱をよじのぼっていった。
「いったいどこまで続いているのだろう?」
途中で、青木さんの呼ぶ声が聞こえたような気がしたが、単なる幻聴かもしれない。
気の遠くなるような長い時間を経て、ドクロちゃんは入道雲の上に降り立った。
そこでは、
「おぎゃあ、おぎゃあ……」「困ったなあ、なんで泣き止まないんだよ〜」
桜が、慣れない手つきながらも赤ちゃんをあやそうと奮闘中だった。
「桜くん、何やってるの?」「ああああドクロちゃん!!」
桜は逃げ出した。「桜くん、何で逃げるの?」「だって」(文/監督:水島努)